LandXML1.2に準拠した3次元設計データ交換標準(案)(国総研)
国土交通省は建設現場の生産性向上を目的として調査、設計、施工、維持管理にいたる全プロセスにおいて、情報化を前提とした新基準「i-Construction」を導入することとし、2016年3月には『ICT技術の全面的な活用(土工)』の実施方針が出されました。
15 の新基準のひとつとして国土交通省の道路事業、河川事業の設計及び工事において必要となる3次元設計データの形式を定めた「LandXML1.2 に準じた3次元設計データ交換標準(案)」および「同運用ガイドライン(案)」が公開されました。
国総研の運用目的(参照:運用ガイドラインより)
「LandXML1.2 に準じた3次元設計データ交換標準の運用ガイドライン(案)」は、i-Construction に係る業務において「LandXML1.2 に準じた3次元設計データ交換標準(案)1」(以下、「データ交換標準(案)」という)に則った3次元設計データを作成・照査・交換する際の運用を規定する。
対象施設
運用ガイドライン(案)より・・・・道路(河川)設計用 CAD(2次元CADソフト、3次元CADソフト)や線形計算ソフトと、CIMで利用される3次元CAD、CGソフト、または情報化施工で利用される TS出来形管理、点群データを活用した出来形管理、MC・MGソフトウェア間のデータ交換の際に利用する。
対象施設は道路と河川です。道路は盛り土、切り土がある新規道路(市街地などは現時点では不明)、河川は既存の堤防を含めた河川全体が対象になると「予想」します。
当社では、現時点で唯一、同データの作成に対応している「Bigvan LandXML Editor」(株式会社ビッグバン)を使用し、国土交通省が求めるデータを作成します。
作成ソフト「Bigvan LandXML Editor」
計画断面の属性情報など登録する必要があります。
見た目で「道路工事完成図」に似ていますが、添加する属性情報は、道路工事完成図とは関係ない種別を設定、区分します。
作成に当たり
同データは、道路設計CAD(LandXML)、2次元図面(工事完成図)、測量・出来型(座標、横断)などを元に3次元イメージデータを作成します。
作成には、LandXML1.2データが必要です。
対象工事は発注者から同データを貸与して貰って下さい。
LandXML1.2データ設計データの他に、作成には平面図、縦断図、横断図のCADデータが
必要です。無い場合はご相談下さい。
データ確認について
「LandXML1.2に準拠した3次元設計データ交換標準(案)(国総研)」に対応したビューワソフトはありますが無料版ありません。ビューワソフトを購入する必要があります。
また、電子納品、道路工事完成図等であるチェックプログラムはありませんので、目視での確認作業となります。
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作成についてのご依頼、見積もりは受けております。時期と混み具合によって、依頼を受ける事が出来ない場合もあります。
また、作成にはかなりの時間を要しますので、ご依頼の場合はお早めに!
※一部の説明、使用している画像データは、株式会社ビックバン(BIGVAN INC)から許可を得て使用しております。