第三回 今年の建設業界予測

第三回 今年の建設業界予測(2015年1月)

 

 

今回で3回目となりまして、新年を迎えました。そこで今年1年の建設業界予測をどのように見られていますか?


 

今年の建設業界全体としては、おおむね好況が続くでしょう。大手ゼネコンは受注増に伴い、安値受注を回避するなどして工事採算ベースが向上し、大手5社で増益となるでしょう。

 

しかし、地方ゼネコンにとっては、厳しい1年になるのではないかと思います。現実に地方の中小建設会社の倒産がじわりじわり増加してきています。大手が高値受注で地方中小が安値受注という構図が見て取れます。

 

昨年の広島市での災害以来、国は危険箇所を「実に200万ヶ所ある」と言っています。随時、災害対策工事に着手すると見ています。 この工事では、地方の建設会社が主体となるのではないでしょうか。


 

それでは、会社内のことですが、最近社員への福利厚生や待遇などについて取りざたされていますが、この辺はどのようにお考えですか。


 

最近の応募者状況を見ると、専門学科卒未経験者や公共測量経験者が増えてきています。そういった方々に対しても広く門戸を開けて採用しています。

 

土木においては、当社社員が複数名配属している現場で先輩社員に教育の指導をしてもらいながら業務に当たる・・・といった感じです。

 

しかし、それだけでは、社員に負担をかけさせる場合も多いので、施工管理や工事測量の教育機関での研修プランを取り入れていきます。

 

経費は掛かりますが、社員教育を優先して、「技術者としての夢を叶える」の一助になればいいなと思っています。

 

それと、仕事と家庭の両立をどう支援していくか。これが今の課題です。

 

「派遣だから両立は難しい」と考えるのではなく、「派遣だから両立できる」という答えを探し、実践していかなくてはならないと思っています。

 

それ以外にも、社員が前向きに、楽しく働ける会社にするために必要な施策を「固く考えず、楽しく考える」をモットーに進めていきたいと考えています。


 

今回は短かったですが、内容は濃い感じでしたね、ありがとうございました。
それでは、また次回に・・・さようなら〜


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