第八回 4月という季節を迎えて

第八回 4月という季節を迎えて

第八回 4月という季節を迎えて(2016年4月)

 

4月です! 春です! でも北海道はまだ雪が残っているそうです。


 

そうですね〜、北海道は下手すると5月でもまだ雪があって寒いですからね、関東以西は暖かくていいですね(笑)


 

それでは質問に移らせて頂きますが、よろしいでしょうか・・・・・・・・・・・よろしいですね。

 

では、4月になりましたが、新入学や新入社、企業でも新年度で新しいスタートという気持ちが溢れる季節になりました。今村社長は、この4月をどのように感じられていますか?


 

当社は9月決算なので、10月が新年度になりますが、やっぱり4月は新鮮な気持ちになります。自分自身が新卒で入社したときのことや、初めて後輩が入社してきたこと、子供の小学校入学などを思い出しますね。

 

現在の仕事に関することで言えば、ここ2〜3年は法令改正が非常に多く、企業経営がめまぐるしく変化しています。

 

例えば、女性活躍推進法と少子化対策の現実的ギャップを考慮しながら、会社の方針や実行策の検討を考えるだけでも大変難しい舵取りです。


 

どんなところが大変なんでしょうか?


 

私は38歳で持ち株会社の社長になって、独立して創業社長になって、17年くらい社長業を続けてきました。

 

社会に出てからの半分近く社長業をしてきたことになります。
社長は、別に偉くもなんでもないんですよ。
社長は、まず「こんな仕事、こんな会社にしたい」という設立ビジョンを持って会社を設立します。誰でも持っている希望みたいなものです。普通なら「お金(資本金)が無いとか、人がいないからとか、やりたくてもできない」というと思います。

 

本当なら、その人たちのほうが「まともな人」だと思います(笑)。

 

自分の蓄えからお金を出して、設立のための書類を自分で作って役所に届ける。
この作業だけでも初めての経験で、簡単なものではありませんでした。会社法や経理・財務の知識なんて何も知らない。勉強して、勉強して熱が出そうになりましたよ。そんな素人が自己資金を出して、会社を作って、「うまくいかなかったらどうしょう」と・・・取締役は雇用保険に加入できないので失業したら次の日から収入がなくなる。蓄えも会社につぎ込んで本当に大丈夫か?と自問自答しながら会社を作りました。

 

持ち株会社の社長をしていたため、社長業をなめていたのですね。
親会社がすべてやってくれましたから、お金の心配もいらない、経理・財務の知識も必要ない。「売上と利益を上げていれば社長だ」と思っていました。

 

売上と利益を上げるために人を採用する、昇格させる、昇給させるといったテクニカル面ばかりやっていました。実際、業績は上昇していきましたから、そう勘違いしていたんです。 


 

色々なことを社長として経験成されてきたのですね。今村社長の葛藤が見えてくる気がします。

 

現在のアイマックスの社長、今村匡史としての今のお気持ちは?


 

アイマックスは設立して14年目を迎えます。

 

今、思うことは、会社を存続させることだけを目的とするのではなく、初心にかえり「こんな仕事で、こんな会社にしたい」というビジョンに『こんな社員と仕事をしたい』を付け加えた気持ちを持って経営したいということです。


 

なるほど、社員も同じ気持ちで仕事が出来れば、会社も楽しい会社になると思います!

 

本日は貴重なことが聞けたと思いました。ありがとうございました。


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