第十回 第14期から第15期へ(2016年11月)
11月、秋も深まってきました。でも、北海道はもう雪が降っていると聞きました。
そうなんですよ、いつもより早く降ってきたので、北海道の社員も寒がっていますよ(笑)
気を取り直して行きます。今回は、前期(14期)の9月決算を終えて、今年度の業績はいかがでしたでしょうか?
はい、それでは「2016年度決算」についてお知らせします。
売上高、経常利益とも前年割れとなってしまいましたが、税引き後利益率は5%を確保できました。
業界全体が好況の中で減収減益となってしまったのは、「会社全体の戦略上において、実行が伴っていなかったこと」と大いに反省しています。
その原因は?
原因については、詳細は幾つかありますが、「社員の成長が会社の成長につながる」という考えから、将来に向けての施策として、社員一人ひとりの能力を充分に発揮させる施策が充分でなかったこと。つまり、
能力の把握から始まり、
→現状能力を発揮できる環境作り
→能力の向上(成長)を意識した教育(知識・意識等)制度や指導
→評価制度の改定(信賞必罰を透明、公正化等)やその周知
→その結果、社員間、社員と営業所、社員と会社の距離を縮めて、業務の問題点や事業の付加価値拡大展開
様々な問題を社員全員で解決できる体制にしていかなければなりません。
「この会社に入社してよかった。この会社で安心して働きたい。」と全員が思えるような会社に磨き上げていくことを肝に銘じて取り組んでいきます。
それでは、アイマックスの今後の方向性についてお聞かせください。
今年度の方向性としては、「真面目な会社」をスローガンに一層取り組んで生きたいと考えています。
「真面目な会社」とは、「不正をしない会社」といっていいと思います。不正経理をしない、派遣法や労働法、会社法、各種制度等に「真面目に取り組む会社」ということです。東芝の不正会計、東洋ゴム、三菱自動車の偽装データ、銀行員の横領など、中小企業では、派遣法違反による営業停止、助成金の不正受給、脱税など多くの企業が不祥事で摘発されています。
会社が危機的状況に陥る要因は、業績不振ではなく、殆どが内部的な問題を抱えた企業の不正や内紛から会社がおかしくなっていくのです。
そういった問題を放置する経営陣、問題を提起しない社員、不正が不正を呼び込む組織を立ち直らせるのは容易ではありません。
日々の経営の中でひとつひとつ「真面目に取り組む」事が重要だと思います。
現在、進行中の施策としては、「プロジェクト2016」を組み、育児介護休暇制度の見直し、女性活躍推進法、ストレスチェック、障がい者雇用法、受動喫煙防止策など多くの社内整備を行っている途中です。
経理・税制面では税務調査において2度の「問題なし」という「是認証明」を取得、障がい者雇用では法定雇用率2%をクリア、2017年度は3%台を目標に、2017年1月(予定)には特定派遣業から一般派遣業(労働大臣許可)を再取得します。
法令・制度だけでなく「がんと仕事の両立」等についても会社独自の制度を作り上げていくなど「真面目な会社」を目指します。
バカ真面目・・・そんなフレーズを聴いたことがありますが、いいですね。今期もがんばって下さい!